本当に必要!? 年に1度の住宅定期診断!

皆さんは人間ドックや健康診断を受けていらっしゃいますか? 受けていらっしゃる方は多いと思います。 また、車の車検や定期点検についてもお車をお持ちの方でしたら受けられていると思います。 では、お家の定期診断は受けられていますか? 長く暮らしていく為には、定期的なメンテナンス、つまりお家の健康診断が必要なのです。 今回は定期点検が終わった住宅や中古住宅などに対する定期診断の必要性をお話していきたいと思います。

1.定期診断のタイミング

1-1.新築住宅

定期点検はどのタイミングで行えばいいのでしょうか?

新築であれば、住宅を購入した後には、売主や施工会社、ハウスメーカーによる定期点検があることが一般的です。
引渡しを受けてから、半年、1年、2年、5年、10年などの期間で定期点検が実施されます。
大抵の場合、独自の定期点検システムにより、自社で施工した建物の定期点検(健康診断)を行っています。

1-2.中古住宅など

中古住宅を購入した場合や、両親や祖父母から譲り受けた住宅の場合、無料定期点検が終わった住宅の場合は、どのタイミングで実施すればいいのでしょうか?

10年に1度?
ちょっと期間が空きすぎています。

5年に1度?
それでもまだ期間が空きすぎています。

1年に1度?
そうです!1年に1度は受けていただきたいのです。

上記のような定期点検が終わった住宅や中古住宅などの定期診断が一般的でないのなら必要ないのでは?とお考えの方もいらっしゃると思います。しかし、そういった住宅にこそ定期診断は必要なのです。

1-3.住宅の衰え

例えば、屋根。夏は紫外線、冬は雪、そして一年を通して雨や風から私達を守ってくれています。瓦はズレていませんか?スレート系・セメント系屋根は色褪せたりコケが生えていたりしていませんか?

それから、壁。外壁は屋根と同じく四季を問わず私達を守ってくれています。壁を触ると手が白く(チョーキング現象)汚れませんか?小さなヒビだと放っていませんか?

そして、床。毎日家族に踏まれ、また、重い家具・家電を24時間365日休まず支えてくれています。歩くとキシキシ鳴りませんか?住宅にかかる色々な負担は、長い年月の中で知らず知らずの間に色々な部分を少しずつ衰えさせているのです。

そんな日々休まず働き続けている住宅にも、私達と同じように1年に1度の定期診断をお勧めします。

色褪せ  チョーキング

1-4.季節

診断するぞ!となった時が一番のタイミングです。各季節の疲労要因をご紹介いたします。

春は気温の変化が激しいことです。
冬の冷たい空気の名残があり、その冷たい空気と春の強い日光が混ざり合うことで、天気の変化が激しく住宅に疲労をもたらします。

夏は梅雨や雷雨、年によっては干害や猛暑などがあります。
雷は梅雨期間中に現れ、短時間に大量の雨を激しく降らせます。日本の夏はとても蒸し暑い為、特に床下や水廻りに疲労をもたらします。

秋は台風がよく接近するため、前線の活動が活発になり大雨や強風になることがあります。
他にも、移動性高気圧が通過するようになると、よく晴れて朝方は冷え込み日中との気温差で疲労が溜まりやすくなります。

冬は1月末から2月の始めにかけて最も気温が下がります。
また、日の出が遅く、日の入りが早くなり、季節風によって日本海側では雪、太平洋側では晴れて乾燥する為、住宅に疲労をもたらします。

以上のように、どの季節にも必要な診断です。匠と言われる職人さんになれば、それぞれの季節に合った材料で施工してくださるので、どの季節でも最高の仕上がりになります。少しでも気になることがありましたら、季節を問わず診断を受けることをお勧めします。
また、雨・風は屋根・外壁の天敵のようなものです。内壁のシミは、雨が外壁のちょっとしたヒビから染み込むことにより発生することがあります。また、雨漏りは、瓦の浮きやズレで起こることが多々あります。ちょっとした不安でも診断することにより安心に変え、今日よりも更に快適な住生活を送りましょう。

シミ ズレ

2.定期診断のメリット

定期診断のメリットは以下の事が挙げられます。

  • 建築のプロの視点でチェックしてくれる
  • 建築のプロのチェックのおかげで、安心して住むことができる
  • 問題を早期発見・早期対処でき、結果的にコストを抑えられる
  • リフォームや建替えを考えるようになった時アドバイスを得られる
  • その後、何らかの問題が発生した場合にアドバイスを得られる

3.診断終了後

診断終了後は必ずその結果が報告されます。
診断結果によって、対処をしておいたほうがよい箇所が発見されると、いつ頃までに、どの部分に、何をすべきなのか提案されます。
また、必要に応じて、どれくらいのコストがかかるのかについても話を聞くことができます。

報告

4.まとめ

住宅を長持ちさせ資産価値を持続させる為には住宅の状態を把握する為の定期的な診断、メンテナンスは必要不可欠です。必要な補修を怠ることにより結果的に大きな修繕が必要となり、住宅の資産価値を大きく損なうことになります。皆さんの大切な資産である住宅の価値を維持する為、定期的な診断を実施してください。

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